推奨モジュールの概要

エリア・データ連携基盤は、各種サービスの連携や多様なデータの利活用を支えるデジタル基盤です。デジタル庁が推進するデジタル田園都市国家構想の実現に向け、地域固有の課題解決や魅力向上を実現するサービスとともに、今後各地域においてエリア・データ連携基盤の整備が進められていく予定です。

令和3年度にデジタル庁では、「生活用データ連携に関する機能等に係る調査研究」(以下、生活用データ連携調査研究)において、エリア・データ連携基盤の整備を相互運用性を確保しつつ円滑に推進することを目的に、エリア・データ連携基盤の機能要件とコアとなる部品(以下、推奨モジュール)を調査しました。
生活用データ連携調査研究の報告書より、エリア・データ連携基盤の一般的な全体構成と推奨モジュールとの関係性を図1に示します。

住民等に提供される各種サービスは、サービス提供者、データ提供者、エリア・データ連携基盤(図1では「データ連携基盤と記載」)の連携によって実現されます。持続的なサービス提供及び発展に向けては、サービス、データ、エリア・データ連携基盤の間の相互運用性の確保が重要であり、それを実現する上でコアとなる部品が「APIゲートウェイ」「ブローカー(非パーソナル)」です。なお、図1中の「ブローカー(パーソナル)」については、今後追加に向けた検討が進められていく予定です。

 


図1 エリア・データ連携基盤の全体像(生活用データ連携調査研究の報告書より一部修正して引用)

 

APIゲートウェイ

API(Application Programming Interface)を一元的に管理し、サービス提供者やデータ提供者から受け取ったリクエストを適切な処理主体へとルーティングする機能です。APIとは、ある機能やデータ等を他のサービスやアプリケーションから呼び出して利用するための接続仕様です。エリア・データ連携基盤を通じてサービス間やデータ間の連携を促進するためには、サービスやデータをAPIとして公開する必要があります。APIゲートウェイを導入することで、API利用に必要となる認証、ログ取得、不正アクセス対策等の機能をまとめて管理することできます。
APIゲートウェイの要件を表1に、要件を概念的に図に表したものを図2に示します。

 

 

 

ブローカー(非パーソナル)

個人に紐づかないデータを蓄積または分散管理し、サービス間の非パーソナルデータの流通を制御する機能です。
ブローカー(非パーソナル)の要件を表2に、要件を概念的に図に表したものを図3に示します。

 

 

 

推奨モジュールのソフトウェア概要

上記要件をもとにした推奨モジュールとして、APIゲートウェイとしては「Kong Gateway」、ブローカー(非パーソナル)としては「FIWARE Orion」の活用が推奨されています。Kong GatewayとFIWARE Orionのソフトウェア概要を表3に示します。

 

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