国際標準化推進委員会

目的

データ流通にかかわる国際標準化の推進のため、関連する国際標準化機関および各種組織に対する寄与とそれらにおける動向の調査。これらをデジュールとフォーラム(デファクト)の両方で実現するために国際標準化活動を展開。

活動状況と成果

国際標準化活動への貢献と、会員の国際標準化への関心の喚起、意見・要望等の反映を実施中。
WG1:デジュール関係
ISOにてSociety5.0の国際標準化を図る新専門委員会(TC)設置に向け活動を展開。2022年度は経産省委託事業を受託。同標準化に関する国内準備委員会を主催し新TC設置提案書を策定した。2023度中の新TC発足を目指して活動中。
WG2:フォーラム(デファクト)関係
IEEEにおいてデータ流通に関する標準規格開発プロジェクトP-3800を主導的に推進中。戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)や総務省からの受託事業の支援を活用。FIWARE Foundation、WEF(World Economic Forum)、IDSA(International Data Spaces Association)、India Stack等とも連携を強化。2023年2月には欧州のデータプラットフォーム関係者(FIWARE,GAIA-X, BDVA,IDSA,DSSCなど)とのRound Tableを開催した。
WG3:技術基準の規格化
技術基準検討委員会にて策定のデータカタログ等データ流通に必要な技術基準案等の国際標準化を目的とし活動を展開。

戦略的標準化方策の提言

スケジュール

【FY2023】

  • 新TC設置に対する国際根回しを行い新TC設置実現に向けて活動する。
  • IEEE P3800でのデータ取引市場に関する国際標準化策定を継続する。
  • 技術基準の国際標準化を検討する。

【FY2024】

  • ISO新TCにてSociety5.0の1号規格(共通原則・要求事項等)の国際標準化を推進
  • IEEE P3800国際標準のFast Track制度によるISOでのデジュール標準化を推進

【FY2025 以降】

  • Society5.0とデータ流通に関わる多様な分野での国際標準化を順次策定

委員長

市川 芳明
株式会社日立製作所、IEC-TC111前議⻑