推奨モジュールの更新情報(2024年6月)
FIWARE Orionに関する更新情報
2024年06月06日に、FIWARE Orion FIWARE Orionのバージョン4.0.0がリリースされました。このバージョンには10件の更新が含まれ、その内訳は機能追加が2件、不具合対応が4件、機能改善が1件、機能削除が3件でした。
更新情報のソース:https://github.com/telefonicaid/fiware-orion/releases/tag/4.0.0
重要なお知らせ
- 本バージョンではCLIパラメータ-dbhost、-rplSet、-dbTimeout、-dbuser、-dbAuthMech、-dbAuthDb、-dbSSLおよび-dbDisableRetryWritesを廃止しました。今後は-dbURI (環境変数ORION_MONGO_URI)を利用する必要があります。
- 本バージョンではNGSIv1のサポートを完全に廃止しました。
機能追加
- カスタム通知マクロ置換におけるJEXL式のサポートを追加しました(cjexl 0.3.0を使用します)。 (#4004)
- GET /statisticsのタイミングセクションの式コンテキスト構築と評価カウンタを追加しました。 (#4004)
不具合対応
- カスタムカバー通知マクロ置換にて、存在しない属性に空文字ではなくnullを使用することで、動作の一貫性が向上するように修正しました。(#4004)
- “payload” フィールドに適用されるマクロ置換にて、存在しない属性に空文字ではなくnullを使用することで、動作の一貫性が向上するように修正しました。(#4004)
- GET /version の結果に“libversions”フィールドを含めず簡素化させるように修正しました (取得するには?options=libVersionsクエリを追加してください)。
- MongoDBからデータベースリストを取得する操作を軽量化しました。(#4517)
機能改善
- C++14スタンダートを用いたコードをコンパイルに対応しました。
機能削除
- CLIパラメータ-dbhost、-rplSet、-dbTimeout、-dbuser、-dbAuthMech、-dbAuthDb、-dbSSLおよび-dbDisableRetryWritesを削除しました。今後は-dbURIを利用する必要があります。
- レガシーなサブスクリプション形式を削除しました。
- NGSIv1の機能を削除しました。
- PUT /v1/contextEntities/{id}
- DELETE /v1/contextEntities/{id}
- GET /v1/contextEntities/{id}/attributes/{name}
- POST /v1/updateContext
- POST /NGSI10/updateContext
- POST /v1/queryContext
- POST /NGSI10/queryContext
Kong Gatewayに関する更新情報
2024年06月23日に、Kong Gatewayのバージョン2.8.5がリリースされました。このバージョンには2件の更新が含まれ、その内訳はパフォーマンスが1件、不具合対応が1件でした。
更新情報のソース:https://github.com/Kong/kong/blob/release/2.8.5/changelog/2.8.5/2.8.5.md
パフォーマンス
- Luajit ハッシュアルゴリズムにおける非効率性の問題を修正しました。 #13269 KAG-4786
不具合対応
- Ubuntuパッケージにzlib1g-devの依存関係を追加しました。#13269 kag-4786
2024年06月21日に、Kong Gatewayのバージョン3.7.1がリリースされました。このバージョンには1件の更新が含まれ、その内訳はパフォーマンスが1件でした。
更新情報のソース:https://github.com/Kong/kong/blob/release/3.7.1/changelog/3.7.1/3.7.1.md
パフォーマンス
- Luajit ハッシュアルゴリズムにおける非効率性の問題を修正しました。 #13240 KAG-4646