推奨モジュールの更新情報(2025年5月)
FIWARE Orionに関する更新情報
2025年05月09日に、FIWARE Orionのバージョン4.2.0がリリースされました。このバージョンには14件の更新が含まれ、その内訳は不具合対応が8件、依存関係/参照の更新が6件でした。
更新情報のソース:https://github.com/telefonicaid/fiware-orion/releases/tag/4.2.0
不具合対応
- IEEE754規格に基づく大きな浮動小数点数のレンダリングを修正しました(#4642)
- alterationType に entityUpdate を指定したサブスクリプションにおいて、通知条件(attrs)に含まれていない属性の値が変更された場合に通知が発生しなかった問題を修正しました(#4647)
- 通知のトリガーとなった更新に含まれていないattributesについて、previousValue メタデータが正しく考慮されていなかった問題を修正しました(#4643)
- サブスクリプション内の orderBy パラメータに重複するトークンが指定された場合、それを正しく検出し、400 Bad Request を返すよう修正しました(#4664)
- DateTime 型の属性に無効な日付形式が指定された場合のログに出力される内容をわかりやすく改善しました(#4616)
- ngsi ペイロードを用いたカスタム通知において、attrsFormat に keyValues または values を指定した場合に通知が正しく動作しない問題を修正しました(#4644)
- attrsFormat に simplifiedKeyValues、keyValues、または values を指定している場合に、通知内で使用される JEXL 式が正しく評価されなかった問題を修正しました(#4645)
- 起動時に INFO ログレベルで出力される環境変数の情報において、unsigned int や long t型の値が正しく表示されなかった問題を修正しました(#4668)
依存関係 / 参照
- microhttpdをバージョン0.9.76から1.0.1にアップグレードしました。
- libmosquittoをバージョン2.0.15から2.0.20にアップグレードしました。
- libmongocをバージョン1.24.3から1.29.0にアップグレードしました。
- cjexlをバージョン0.4.0から0.6.0にアップグレードしました。(新しい変換機能:nMapper、arrMax、arrMin、arrMed、arrSort、arrReverse)
- DockerfileのDebianをバージョン12.6から12.10にアップグレードしました。
- MongoDBの参照バージョンを6.0から8.0に変更しました。