【1/30(木)、2/3(月)】データ利用権取引市場実証説明会のご案内

データ利用権取引市場の実証実験の開始に向け、参加企業募集のため説明会を開催致します。

実証の背景

一般社団法人データ社会推進協議会(以下、DSA)は、データを利用する権利を権利証書化し取引の対象とする「データ利用権取引」(以下、本システム)の実証実験を行います。

本システムは、2021年度にDSAがデジタル庁から受託した「DFFTを実現するためのデータ利用権取引市場の設計及び実証研究」で取りまとめた設計仕様に基づき構築されています。

組織を超えたデータ交換やデータ取引、データ共有は、同調査研究をはじめ様々な領域での期待がかかる一方、市場参加者が保有する情報の非対称性や一部組織によるデータの寡占化、データの適正さの判断基準が曖昧といった課題が障壁となり、当初想定ほどの発展は進んでいないのが現状です。
DSAはこうした課題の解決を目指し、産官学民の会員や政府とともに安心・安全なデータ交換に必要な技術基準やルールづくりに取り組んできました。

実証の経緯とスコープ

2022年度
どのようなデータをどのような権利で提供するのか、また、データの価値/有益性は何かなどを目論見書としてまとめ、データ利用権市場運営者により当該データの上場が適切であるかを審査するプロセスを実証しました。

2023年度
データの売り出し価格を妥当な価格で市場に展開することが困難という課題を解決するためにブックビルディングという方式を導入し、株式流通市場における成行注文や指値注文の方式と同様の仕組みを導入することでデータの価格決定プロセスの実証を行いました。

2024年度
これまで部分的に実施してきたデータ利用権取引市場の操作プロセスを一気通貫で実施することとし、今後のデータ流通市場における必要機能、および現状保有する機能の改善点について洗い出すことを目的としています。今年度の実証事業は、総務省より受託している標準活用加速化支援事業「国際データ取引市場の創出に向けた国際標準化業務」の一環として取り組むものです。

開催概要

■日時
2025年1月30日(木)10:00〜12:00(1回目)
2025年2月3日(月)10:00〜12:00(2回目)
※1回目、2回目は同様の内容になります。事前の参加お申し込みは不要です。

■開催方法
会場、Zoom

■会場(1回目、2回目共通)
CROSSCOOP 新橋/内幸町セミナールームC
〒105-0004 東京都港区新橋1丁目1−13 アーバンネット内幸町ビル 3F

■Zoom(1回目、2回目共通)
https://us02web.zoom.us/j/5413670590?pwd=ajtnn1CcwLG2GZbPkL8tLFSLDy9Qms.1&omn=84553523318
ミーティング ID: 541 367 0590
パスコード: 859420


<本件に関するお問い合わせ先>
データ利用権取引市場活用WG 実証運営担当宛 dev-2024@every-sense.com