ウラノス・エコシステムとDSA、データ利活用基盤の推進に向けて連携・協力を開始
2024年10月11日
一般社団法人ウラノス・エコシステム推進センター
一般社団法人データ社会推進協議会
経済産業省が提唱するウラノス・エコシステムを推進する民間団体である一般社団法人ウラノス・エコシステム推進センター(東京都新宿区、代表理事:浦川伸一、以下「OEPC」という。)とDATA-EX[1]による分野・業界を超えたデータ活用を推進する一般社団法人データ社会推進協議会(東京都港区、代表理事:奥井規晶 、以下「DSA」という。)は、双方が協力することによって、両組織の所掌する領域において得意とする能力及び人材等を活かし、データ利活用基盤整備及び活用を円滑かつ“より効果的に”共に推進することを目的として、2024年10月9日付で協定を締結いたしました。
本協定により、OEPCとDSAは、以下の事項を連携・協力して行います。
1.国内外において構築される各種データ利活用基盤の実装及び活用(データスペース[2]を含む)に係る取組みを支援する事項
2.上記1.に係る国際標準化に伴う活動に関する事項
3.上記1.に係る推進・啓蒙に伴う活動に関する事項
今回の協定により、国内及びグローバルなデータ利活用基盤の関連団体の連携網が完成することとなり、データ社会の推進に向けて各団体の活動が一段レベルアップいたします。
例えば、DSAは既にウラノスの公開APIを活用した、ウラノスとDATA-EXのデータスペース 接続実証に成功しており、これにより、分野間データ連携基盤としてのDATA-EXを介して、Catena-Xをはじめとした様々なデータ連携基盤との接続への道が開けました。
図1 今回の協定とデータ連携基盤関連団体との関係
一般社団法人ウラノス・エコシステム推進センターについて
一般社団法人ウラノス・エコシステム推進センター(OEPC)は、経済産業省・デジタル庁が提唱するウラノス・エコシステムのイニシアティブに賛同し、主に産業界を中心に立ち上げた推進団体です。政府や経団連と連携し、運用及び管理を行う者が異なる複数の情報処理システムの連携の仕組みに関して、アーキテクチャの設計、研究開発・実証、社会実装・普及の取組を共同で進め、産業界のデジタル産業基盤のエコ化を強力に進めていくことを目指しています。「OEPC」について詳細は当団体ホームページをご覧ください。
一般社団法人データ社会推進協議会について
一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)は、産官学が連携し、日本だけでなく世界とも協力しながら、分野を超えた公平で自由なデータの流通と活用ができる社会(データ社会)を通じて、豊かな社会の実現に寄与することを目的として、連邦型の分野横断的なデータ連携を目指す「DATA-EX」を推進しています。また、国際的な取組みとしてDFFT(Data Free Flow with Trust:信頼性のある自由なデータ流通)の実現に向けた国際協調の体制であるInternational Open Forum on Data Society (IOFDS)[3]に参加しております。「DATA-EX」について詳細は当団体ホームページをご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人ウラノス・エコシステム推進センター
ホームページ: https://www.ouranos-ecosystem-promo-center.org
お問い合わせ: https://www.ouranos-ecosystem-promo-center.org/contact
一般社団法人データ社会推進協議会 事務局
ホームページ: https://data-society-alliance.org
お問い合わせ: https://data-society-alliance.org/contact/
[1]一般社団法人データ社会推進協議会ホームページ「DATA-EXとは」https://data-society-alliance.org/data-ex/
[2]データスペースとは、統一されたガバナンスとそれぞれのデータ主権の下で、複数の主体が相互にデータを転送したり共有したりする空間のことである。データスペースは特定の活動体や実装装置ではない。したがって、データスペースはデータを収集、保持、処理しない。データスペースは、参加者のガバナンスと行動を管理する少なくとも1つ以上のオーサー・エンティティを持つべきである。データスペースの参加者は、1つ以上のデータ提供者、データ利用者、仲介者の役割を持つことができる。
[3]International Open Forum on Data Society(IOFDS)https://iofds.org/